仮想通貨のお話

仮想通貨の急速な発展に置いて行かれないように、情報をみんなで共有できたらいいなと思います。

一本槍な経営の行く先は闇(ミクシィ)

 先日、ミクシィの連結決算がありましたね。見た人はおそらく仰天したことでしょう。だって、驚愕するほどのの減益予想が出されたのですから…

売り上げの見通し9割減

 株式会社ミクシィについて簡単に説明すると、古くはミクチャ(現代のLINEのようなSNSサービス)、近年はモンスターストライクという大ヒットスマホゲームを開発した日本の企業です。

H26△7 百万円

H27 32,919 百万円
H28 61,959 百万円
H29 60,097 百万円
H30 41,363 百万円

 これは、ミクシィのここ五年間の営業利益です。モンスターストライクがリリースされたのが平成26年の10月ごろなので、翌年の平成27年に赤字から一気に300憶円以上の利益を得るのも納得できます。ですが、平成28年からは減益が続いていて、今回発表された来年度の利益の見通しでは50億円とされました。これは、前年比9割減というとてつもない数字で、私自身びっくりしました。モンストの課金や広告収入の減益が主な理由のようです。

一本槍な経営体制が招いた不幸

 ミクチャの時も、今回のモンストも、ミクシィは新たな看板事業を作り出すことができませんでした。既存事業が好調なうちに、時間とお金をかけて新規事業を開拓し、成功させることこそが企業の維持、発展につながることなのです。ベンチャー企業などの新興企業は、経営を多角的に行うことに手が回らず、一つの事業に傾倒してしまうことがありますが、それはとても危険です。広い視野をもって、新たなことにどんどんチャレンジすることが今の経営には必要なのです。